西郷を悼む歌が刻まれた場所
西郷隆盛の死を悼んで勝海舟が詠んだ歌を刻んだ碑。南洲墓地の一角にあり、西郷と深い親交のあった勝が、亡き友に向けた思いを今に伝えています。
「ぬれぎぬを干そうともせず 子供らが なすがまにまに 果てし君かな」という勝の歌が刻まれていますが、これは西郷が誤解や汚名を晴らすことなく、周囲の流れの中で戦いに身を置き、そのまま最期を迎えたことを惜しむ内容です。
西郷と向き合い、江戸城無血開城をともに実現した勝海舟。死後も西郷を高く評価し続けた勝にとって、この歌は単なる弔いではなく、その人物像を理解したうえでの深い共感と惜別の思いも込められています。